はやし内科クリニック

西脇病院臨床研修医を迎えました

西山一徳 先生 /
西山尚吾 先生を迎えて
2023年

当院は、市立西脇病院臨床研修プログラムの『地域医療』で毎年2年目の臨床研修医を受け入れています。
今年は2名来てくれました。
 

西山一徳 先生を迎えて

7月3日から14日まで西山一徳先生を迎えました。
将来は整形外科か内科かと、専門先を決めかねているとのこと。西脇での研修期間に様々な経験をし、本当に自分のやりたい仕事が決まると良いですね。慌ただしい私の外来診療を隣で素早くカルテに入力してくれ、時には質問もし、訪問診療や介護保険審査委員会にも同行してもらうなど、非常に熱心に取り組んでくれました。外来診療も数多く経験してもらいました。最初のうちはわかりやすく伝えようとしていても空回りしているようでしたが、最後にはこちらも安心して見ていられる成長ぶりをみせてくれました。研修最後の日、衰弱していた迷子の子猫を動物病院に搬送(?!)までしてくれ、人間だけでなく動物の命までも救う、有意義な研修になったのではないかと思います(笑)。その子猫は結局当院のスタッフ家族に引き取られ、幸せに暮らすことが出来ています。

一徳先生、学生時代のユニークなアルバイト経験には驚かされました。
医師会納涼バス旅行では、私の隣にニコニコ座り込んできて、当院スタッフにお菓子を配るなど、あなたは誰からも愛されるキャラクターの持ち主ですね。土曜日の診察に自ら来てくれたのは過去にも一徳先生あなただけでした(笑)。これからも何事にも熱心で、その人懐っこい性格を活かし、多くの人の命を助けられることでしょう。ぜひ立派な医師になってくださいね!

一徳先生はこの日研修終了のため、飲みに行きました。隣の西山尚吾先生は翌月当院へ研修予定です。
フライングでお呼びしました。二人とも良い表情!

地域研修を終えて

7月3日から14日まではやし内科で研修させていただきました。短期間でしたが、外来診療だけでなく往診、介護認定審査会にも同行させていただき充実した研修期間になりました。 医学的にも学ばせていただいたことは多々ありましたが、先生の診療上の心構えと姿勢が最も印象に残りました。

怒涛のように押し寄せる患者様、一人当たりに取れる時間は5分程度というなか、不安を持っている方や重大な転機を迎えた方には10分、15分と時間を取り、切々と話されている様子は会話の機微に聡く、患者さん思いのはやし先生ならではの診療風景に思えました。また健康上の不安を持っている患者に対して、自信とかかりつけとしての自負をもって「おまかせください」と言う姿は、今後の目指すべきものとして深く心に刻まれました。患者から感謝されることが少ないと言われる一次予防が主軸のクリニックで「はやし先生のおかげやわ」と感謝される患者様が多かったことはそのおかげでしょうか。

総合病院で働く中、実際にかかりつけ医の診療を目にしたことはほとんどなく、病院からの退院時に紹介状を送るものの、患者が退院した後にどういった形で日常生活まで戻っていくのかリアルな姿を見る、また自分に足りないものや理想とすべき医師像について再確認する期間となりました。 最後になりましたが、お忙しい中採血のご指導いただきました看護師様方、熱心に指導いただきました寺西様、この場を借りて深くお礼申し上げます。
皆様今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

西脇市立西脇病院 初期臨床研修医
西山 一徳

西山尚吾 先生を迎えて

8月16日から30日まで西山尚吾先生を迎えました。
西山尚吾先生は消化器内科を志望しているようでしたが、研修期間は専門以外のことを学ぶ良い機会です。当院は内視鏡などの消化器内科診療の設備がありませんので、一般内科、循環器・呼吸器疾患などの外来診療、SAS診療、訪問診療など、当院の特色を活かした経験していただきます。このページをご覧頂いている方はご存知の通り、最初の1週間はほぼ見学、慣れてきたら診察まで経験してもらっています。

尚吾先生は、お盆休み後の混雑にもかかわらず、初日(!)からカルテの操作をマスターして、数日後には実際に診察までこなしてくれるなど、超時短で様々なことを習得されました。せっかくの機会なので、求められれば少しの助言もしたいと、昼休憩時には極力一緒に食事をするようにしています。とは言え所用で難しい日も多いのですが、尚吾先生とはほぼ毎回食事を共にすることができました。この歳になると研修医が息子や娘のように思えてきて、診療以外のひと時も大変嬉しく思っているのです。

尚吾先生、ゴルフやテニスなどの趣味も似ていることに加え、自分の長男の雰囲気に似ていることもあり、個人的に親近感が湧いていました。極度の方向音痴も御愛嬌!慌ただしい毎日で、指導らしきことはできませんでしたが、何か一つでも今後の医師人生にプラスになることを得てくれれば嬉しく思います。一緒にとった昼食や最終日の食事&カラオケ(笑)も思い出深く、とても楽しかったです。またゴルフやテニスでも会えると良いですね。

地域研修を終えて

8月30日までの研修でお世話になりました、西脇市立西脇病院の西山尚吾です。
このたびはお忙しい中、地域研修を快く受け入れていただき、本当にありがとうございました。林先生、スタッフの皆様、患者様に温かく接していただき、充実した2週間となりました。

内科の外来自体あまり見学したことがなく、診療の内容であったり、患者様との接し方であったり、新鮮に映ることが多くあり、あっという間に時間が過ぎました。特に印象的だったのは、林先生の患者様との向き合い方です。背景や医療への考え方を伺い、検査・治療方針を相談しながら進めていく姿勢が、患者様との良好な関係につながっていると感じました。また、患者様自身に病気を理解してくれること、現在の治療の意味や効果を細やかに伝えること、患者様の努力に目を向け褒めること、改善・増悪の原因を一緒に考えることなど、様々な工夫で治療を継続率が底上げされており、自分が外来を担当する機会がきたら取り入れたいと思うことばかりでした。また、訪問診療に同席させていただいたことも大変勉強になりました。病院でのようにすぐ検査できず、会話・身体診察が重要だと思いました。患者様、家族からの林先生の信頼は、非常に厚く、これまでの関わりの賜物であると感じました。

この実習で得た貴重な経験を糧として引き続き研鑽していきたいと思います。繰り返しになりますが、お忙しい中地域研修にご協力いただき、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 末筆ながら貴院のますますのご発展をお祈り申し上げます。

西脇市立西脇病院研修医
西山 尚吾

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