はやし内科クリニック

地域のみなさまへ

地域のみなさまへ~院長からのメッセージ~

皆様こんにちは。
平成21年6月より、西脇市立西脇病院を退職しこの西脇市小坂町で開業致しました。当初不慣れなために、来院して頂く皆様にはご迷惑、ご不安をお掛けしたかと思いますが、当院スタッフ、お世話になっている各業者様、何よりも患者様より暖かい励まし・ご支援を賜り、今日に至っております。これまでの経験・知識を総動員し、開業初日より新たな気持ちで今日まで診療させて頂いていますが、勤務医とは逸う現在の心境についていくつか述べたいと思います。

・これまで以上にできるだけ患者様の症状を“聴く”姿勢が身についた
勤務医のときは外来診療のみならず、入院、検査、救急、当直など非常に多忙であったため、外来診察の際、患者さんとじっくりお話しすることができませんでした。現在は比較的余裕があり、世閻話などから治療に結びつくことを経験し、「問診の重要性」の認識を新たにしています。

・往診、禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群の診療
通院困難な方や、自宅で最期を迎えたいという御希望の方に、往診を行っております。外来診療だけでは得られない貴重な経験であると実感しております。また、自宅で最期を迎えられた後、家族の方より感謝の言葉を頂 戴し、微力ではありますが地域医療の大切さを実感しております。私の専門であります、循環器内科、呼吸器内科という特性上、禁煙外来にも力を入れています。たばこは百害あって一利なし、その通りであると思います。禁煙すると一時的に体重が培加したり、逆にストレスがたまる、などといわれますが、種々の癌や動脈硬化の原因となったり、肺機能の低下を招くなど、現在喫煙されている方はこ一考頂きたく思います。また睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療にも力を入れています。居眠り運転や会議に集中できないなどの社会的な問題点のみならず、高血圧、脳血管疾患、冠動脈疾患の危険性が報告されている、注意すべき疾患ではありますが、当地域では診療できる医療機関が少ないのが現状です。当院では現在約60名のCPAP(SASの治療器械)使用者がおり、CPAPに内在している使用状況を示すデータを解析し、安心して使用いただける環境を整えております。

・患者様からの心造いに感謝
患者さんの中には、自主的に雑草を引いてくださる方や、殺風泉な医院周りをお花で飾って頂ける方など、暖かい心遣い、人と人との付き合いの大切さや優しさなどを感じ、感謝しています。

・自己研鑽の大切さ
勤務医と違い情報が入りにくく、新たな医学的知識を身に付けようとしないと、ドンドン取り残されていく不安を感じております。以前は勤務が終わりますと研究会へ参加したり、学会発表などで最新の知識を習得していましたが、現在は診察終了後にさまざまな業務があり、休診日も返上している状況です。といっても、私の手際の悪さが原因であり、今後はできるだけ時間を作る工夫をし、知識を習得したいと思っております。

以上、思いつくまま現在の雑感を書きましたが、最後に今後の当院の方針として
①引き続きデータのみにとらわれない診療を心がける、
②患者様の立場に立った診療。(おかれている患者様の状況を、わが身に置き換える)
③自己研鑽、知識の習得を怠らない。
④専門分野(循環器内科、呼吸器内科、睡眠時無呼吸症候群など)の更なる充実並びに、対応できない診療における他院との協力関係を強化する。
⑤往診、訪問診療の充実

以上の点を重要と考え診療にあたりたいと思っております。今後ともはやし内科クリニックを宜しくお願い致します。

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